標準報酬月額
ひょうじゅんほうしゅうげつがく(厚生年金保険料)
意味 保険料計算の基準となる月収
標準報酬月額とは?
厚生年金保険や健康保険の保険料を計算する際の基準となる金額です。実際の給与(報酬)を一定の幅で区分し、その区分ごとに定められた金額のことを指します。被保険者の実際の給与額ではなく、この標準報酬月額に保険料率を掛けて保険料が算出されます。
標準報酬月額の具体的な使い方
「給与が上がったけど、標準報酬月額の等級は変わらなかったから、保険料は変わらないんだ。」
給与の変動と標準報酬月額の関係を説明している場面を表した文です。実際の給与と保険料計算に使用される金額が必ずしも一致しないことを示しています。
標準報酬月額に関するよくある質問
Q.標準報酬月額はいつ変更されますか?
A.標準報酬月額は原則として年に1回、9月に定時決定として見直されます。ただし、昇給や降給により3か月間の報酬の平均額に大きな変動があった場合は、随時改定として月額変更が行われることがあります。
Q.標準報酬月額と実際の給与の差は?
A.標準報酬月額は実際の給与を一定の幅で区分した金額であるため、実際の給与とは異なる場合があります。例えば、実際の給与が280,000円でも、標準報酬月額は280,000円の区分である290,000円となることがあります。
Q.標準報酬月額の上限はありますか?
A.はい、上限があります。2023年4月現在、厚生年金保険の標準報酬月額の上限は第32級の650,000円となっています。この金額を超える給与でも、保険料計算上は650,000円として扱われます。
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