繰越控除
くりこしこうじょ(外国税額控除)
意味 使い切れなかった控除の繰越
繰越控除とは?
繰越控除は、その年に控除しきれなかった金額を翌年以降に持ち越して控除できる制度です。主に外国税額控除や寄附金控除などで適用され、納税者の二重課税の軽減や税負担の平準化を図ります。
繰越控除の具体的な使い方
「今年使い切れなかった外国税額控除は、繰越控除を使って来年も適用できるよ。」
外国税額控除の未使用分を次年度に持ち越せる制度を説明しています。納税者の税負担を軽減し、国際的な二重課税を防ぐ目的があります。
繰越控除に関するよくある質問
Q.繰越控除は何年まで使えるの?
A.繰越控除の期間は、控除の種類によって異なります。例えば、外国税額控除の場合は3年間、寄附金控除の場合は5年間の繰越が可能です。ただし、具体的な期間は税法の改正により変更される可能性があるため、常に最新の情報を確認することが重要です。
Q.繰越控除の申告方法は?
A.繰越控除を申告するには、確定申告書に必要事項を記入し、前年度の申告書の写しなど、繰越額を証明する書類を添付します。具体的な手順は以下の通りです:
1. 確定申告書の該当欄に繰越額を記入
2. 繰越の基となる前年度の申告書の写しを用意
3. 必要に応じて計算書類を作成
4. これらの書類を確定申告書に添付して提出
Q.繰越控除と繰越欠損金の違いは?
A.繰越控除と繰越欠損金は似て非なるものです。繰越控除は、その年に使い切れなかった特定の控除額を翌年以降に繰り越すものです。一方、繰越欠損金は、事業で生じた損失(マイナスの所得)を翌年以降の利益と相殺するために繰り越すものです。繰越控除は個人の所得税で多く使われ、繰越欠損金は主に法人税で適用されます。
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