残存価額
ざんぞんかがく(減価償却)
意味 耐用年数後の資産価値
残存価額とは?
残存価額は、固定資産の耐用年数が終了した時点で想定される資産の価値のことです。減価償却を行う際、取得価額から残存価額を差し引いた金額が償却の対象となります。現在の日本の税法では、多くの場合、残存価額はゼロとして計算されます。
残存価額の具体的な使い方
「この車の残存価額を10万円と見積もって、減価償却費を計算しようか。」
固定資産の耐用年数終了時の推定価値を設定しています。減価償却費の計算に必要な要素の一つを具体的に示しています。
残存価額に関するよくある質問
Q.残存価額が0円の場合はどうする?
A.現在の日本の税法では、多くの固定資産について残存価額を0円(または1円)として計算することが認められています。この場合、取得価額全額を耐用年数にわたって償却することになります。
Q.残存価額は変更できますか?
A.原則として、一度設定した残存価額は途中で変更できません。ただし、資産の使用可能期間が当初の見込みと大きく異なる場合など、正当な理由がある場合には変更が認められることがあります。変更する場合は、会計方針の変更として処理し、適切な開示が必要です。
Q.耐用年数終了後の資産はどうする?
A.耐用年数が終了し、残存価額まで償却が完了した資産でも、実際にはまだ使用可能な場合があります。このような資産は、備忘価額(1円など)で貸借対照表に計上し続けます。ただし、実際に使用不能になった場合は、適切に除却処理を行う必要があります。
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