全世界所得
ぜんせかいしょとく（非居住者課税）
意味 世界中で得た全ての所得
全世界所得とは？
全世界所得とは、個人や法人が世界中のどこで得た所得であっても、その全てを合算して課税対象とする考え方です。日本の居住者や内国法人に適用され、国内外問わず得た全ての所得が課税の対象となります。
全世界所得の具体的な使い方
「日本に住んでいると、海外の投資収益も全世界所得として申告が必要だよ。」日本の居住者に適用される課税原則について説明しています。国内外を問わず得た全ての所得が課税対象となり、申告が必要となる点を強調しています。
全世界所得に関するよくある質問
Q.全世界所得課税の対象者は誰ですか？
A.全世界所得課税の対象者は、主に以下の2つです：
1. 日本の居住者（個人）
2. 日本の内国法人
これらの対象者は、国内外を問わず得た全ての所得について日本で課税されます。ただし、国外で納付した税金については、外国税額控除などの制度により二重課税が調整されます。
Q.海外移住で全世界所得課税は避けられる？
A.単に海外に移住しただけでは、必ずしも全世界所得課税を避けられるわけではありません。日本の税法上、以下の条件を満たす場合、非居住者となり全世界所得課税の対象外となる可能性があります：
1. 日本国内に住所を有していない
2. 過去2年以内に日本国内に住所または居所を有していない
ただし、具体的な状況によって判断が異なる場合があるため、専門家に相談することをおすすめします。
Q.全世界所得の申告漏れの影響は？
A.全世界所得の申告漏れは重大な問題となる可能性があります：
1. 追徴課税：漏れた所得に対して税金が追加で課される
2. 加算税：過少申告加算税や重加算税が課される場合がある
3. 延滞税：納付が遅れた場合に課される
4. 刑事罰：悪質な場合、脱税として刑事罰の対象となる可能性
5. レピュテーションリスク：社会的信用の低下
適切に申告を行い、不明点は税務署や税理士に相談することが重要です。
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